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円安局面での投資セオリー 輸出企業は業績アップ、高配当の米国株も注目

専門家が選んだ「いまこそ狙い目の株候補」

専門家が選んだ「いまこそ狙い目の株候補」

株は「海外」の大手企業に注目

 円の価値が下がっているいまは、海外の金融商品にも目を向けたい。ファイナンシャルプランナーの丸山晴美さんが初心者にすすめるのは「外貨預金」。

「余裕のある資金をドルに替えておけば、円安のリスクを分散できます。たとえば100万円分をまとめてドルに替えるのではなく、月々1万円ずつの積み立て感覚でドルを買い増していけば、大きなリスクを避けられます。ソニー銀行など一部の銀行は手数料も安く、海外旅行の際に購入済みのドルを電子マネーのように使えるなど、利便性も優れています」(丸山さん)

 横川さんは「つみたてNISA」を推奨する。

「つみたてNISAは難しい金融知識は必要なく、金融機関によって月々100円から積み立てられます。この制度を用いて先進国の投資信託に投資すれば、円安のリスクを受け入れながら海外資産を増やせます」(横川さん)

 余裕がある人は、外国の個別株に挑戦してもいいだろう。

「アメリカの個別株は1株から買え、手元資金が少なくてもスタートできます。コカ・コーラやジョンソン・エンド・ジョンソン、マクドナルドは有名で高配当の銘柄なので初心者でも比較的安心して投資できます」(馬渕さん)

「手始めはマイクロソフトやコカ・コーラ、ナイキなどの安定した大企業の株がおすすめ」(横川さん)

 円資産だけでは、資産防衛できない時代が到来している。

※女性セブン2022年6月9日号

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