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「子供がお小遣いで買うので…」売り手を苛立たせるフリマアプリの値下げ交渉

子供が「ほしい」と言っている

 メーカーに勤務する40代女性・Bさんは、不用品を中心に売っているが、値下げ交渉時に何らかの理由をつけてくる人にうんざりしているという。

「出品したものに、型が古いから少し値段を下げほしいというような、商品の状態を理由にした値下げ交渉ならまだしも、『大学生でお金がない』『病気の母のために』というような、買い手側の事情をやたら説明する値下げ交渉は気分が悪くなります」(Bさん)

 そうした理由の中でも、Bさんが一番嫌なのは「子供」を理由にしたものだという。『子供がほしいと言っている』『子供が学校で使う』『子供がお小遣いで買うので』といった具合だ。

「子供を理由にするのは、ずるいと思うんですよね。私も子供がいますから、子供のために買ってあげたいという気持ちもわかる。実際値下げに応じたこともありますが、先日あったのは、『子供が○○のためにほしいと言っているが、お小遣いがないらしい。ついては値下げをお願いできないか』というもの。1800円を1600円の値引き要請でしたが、断りました。その理由が本当だとしても、子供には、お小遣いを計画的に利用することを教えてほしいし、お願いすれば値引きしてくれるものだとも思ってほしくないと思ったからです」(Bさん)

値下げ交渉に応じたら高値で転売された!

 熱心に値下げ交渉してくる人の中には、転売目的の人もいるから、たちが悪い。広告代理店に勤務する20代男性・Cさんは不快感をあらわにする

「100円単位で値切ってきて、すごい必死な感じでした。『大切に使います』『ずっとほしかったもの』とアピールもされ、そんなに必要としてくれる人の手に渡るなら……と思い、値下げ交渉に応じました。良いことをした気分になっていたら、後日、その品が値下げした価格よりも大幅に高い値段で転売されているのを見て、気分が悪くなりました。人の善意を利用するような値下げ交渉をしておきながら、転売する。人間不信になりそうです。それ以来、プロフィールにも、商品説明にも値下げ交渉には応じないと記載しています」(Cさん)

 フリマアプリは、うまく使えば売り手と買い手の双方にメリットがある。その一方で、行き過ぎた値下げ交渉にストレスを抱えるユーザーも少なからずいるようだ。

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