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「東京は交換が1000円単位に」パチンコファンを落胆させる深刻な“余り玉問題”

他県へ遠征する都内のパチンコファン

 こういった状況の中、都内に住んでいても、神奈川県や埼玉県にパチンコ・パチスロを打ちに行くというユーザーも少なくない。

「“等価交換じゃないと打たない”というユーザーは結構いますね。都内でも以前は等価交換のお店も多かったんですが、2015年に都内のパチンコ・パチスロ店が加盟する『東京都遊技業協同組合』の取り決めで等価交換ができなくなりました。長くパチンコ・パチスロを打っている都内のユーザーが等価交換を求めて、近隣県に遠征することも珍しくありません」

 余り玉が増えるデメリットは、パチンコ店の会員カードを作り、貯玉すれば解消される。しかし、会員カードを誰もが持っているわけではない。

「“貯玉”とは余り玉を貯めておいて、それを次回の遊技に使ったり、ある程度溜まったところで景品と交換したりするシステムです。端数を景品と交換しなくてよくなるので、余り玉を有効的に活用できます。

 ただ、フラっと立ち寄ったパチンコ店の場合、その日の貯玉のために会員カードを作るのは面倒ですし、会員カードを作ったところで、またその店に行くかどうかはわからない。貯玉には有効期限があって、カードを利用しないまま期限を過ぎると没収されてしまいます。また、パチンコ店が潰れたら、貯玉も消滅します。頻繁に通っているパチンコ店なら会員カードを作ればいいのでしょうが、そうもいかないケースもある。そういう意味で、“余り玉問題”は単純に会員カードを作ればいい、で終わる話ではないんです」

 特に都内のパチンコ・パチスロファンにとっては、無視できない問題となりうる“余り玉”。ユーザーの遊び方に与える影響も少なくなさそうだ。

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