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お金のかからない趣味として密かにブーム 「ネットで物件情報めぐり」の楽しみ方

不動産情報サイトやYouTubeの間取り紹介動画を眺めることが趣味の人も(イメージ)

不動産情報サイトやYouTubeの間取り紹介動画を眺めることが趣味の人も(イメージ)

もし家賃予算を増やしたらどんな物件に住めるのか?

 IT企業に勤める20代女性・Bさんも、不動産情報サイトを見るのが趣味。きっかけは、今の物件よりも家賃を上げたら、どんな物件に住めるのか気になったからだという。

「今の物件は、とにかく予算内で住めることを重視したために、その他の部分はあまりこだわりなく決めてしまったんです。でも、後から、“やっぱり独立洗面台が欲しかった……”という後悔が出てきて、もし家賃予算を5000円上げていたらどうなったのかなと気になったんです。そこで、想定予算を1万円、2万円、3万円……と上げていって、『この家賃だったらこのぐらいのところに住めるのか?』ということをチェックしているうちに、止まらなくなりました。やっぱり家賃を上げれば設備が充実しているし、外観も内観もおしゃれになるんですよね」(Bさん)

 最近は目が肥えてきて、さまざまな物件にツッコミを入れているという。

「生活しにくそうな間取りを見てツッコミを入れるのも楽しいんです。収納が少なすぎ、窓が多すぎる、トイレがスケスケで気まずそう……とか。私ならこういう間取りに設計するんだけどな、と勝手に改善案を考えることもありますね」(Bさん)

個性的な物件を紹介する動画にワクワク

 個性的な間取りが好きな人もいる。PR代理店に勤務する30代男性・Cさんは、YouTubeで内見動画を見るのが好きだという。

「YouTubeで、不動産屋の面白い間取りの内見動画や、個性的でクセが強い物件を紹介するチャンネルをよく見ています。縦長すぎるワンルーム物件、狭すぎる物件、在宅ワークスペースがある物件、半地下の物件……など、見ていて本当に飽きない。設計者に取材している動画もあって、本当に面白い。逆にワクワクします。私も機会があれば、ユニークな物件に住んでみたいとまで思うようになりました(Cさん)

 引っ越すつもりがなくても、もし自分が住んだらどんな暮らしぶりになるのか妄想する──そんな“お金のかからない趣味”を楽しんでいる人たちは、意外と少なくないようだ。

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