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円安を味方にできる副業 ドルで報酬がもらえる「海外せどり」のポイントと注意点

「海外せどり」は、何をどのように売ればよいのか(イメージ)

「海外せどり」は、何をどのように売ればよいのか(イメージ)

 サラリーマンの副業が解禁される流れのなか、円安の今だからこそ儲けが大きくなるものもある。たとえば、YouTuberの収入は米企業であるYouTubeからドルベースで受け取るため、円安のほうが有利となり、儲けが膨らむのだという。ただし、これから始めるには労力が必要となる。

「有名人も参入するようになったYouTuberとして稼ぐのはハードルが高い。副業を考えるなら、誰でも手間なく始められて月に10万円稼ぐことも難しくない『海外せどり』がお勧めです」

 そう語るのは、副業で始めた「個人商社」を本業にして独立、そのノウハウをまとめた『「ゆる副業」のはじめかた 輸入・ネット販売』の著書がある梅田潤氏だ。梅田氏が解説する。

「国をまたいだ転売で利益を出す海外せどりは、その時の為替に合わせて商売ができます。円安の今なら、アメリカに向けて売ることで利益を大きくすることも可能です。それには、アマゾンを利用するのが簡単です。たとえば、中国から輸入した商品をアメリカのアマゾンの倉庫に送り、売れればアマゾンが発送してくれます。在庫がなくなれば、補充するだけでいい。売り上げはドル建てなので、円安なほど儲けが大きくなるわけです」

 アマゾンに登録すると個人がネット上に店を開けて、そこで商品の売買ができる。アメリカ国内で商売をしたい場合は米国アマゾンに登録する必要があるが、日本在住であっても誰でも可能だ。そして、一定の手数料を払えば、アマゾンの物流拠点に商品を送っておくだけで、注文が入ったら自動的に配送してくれる「FBA販売」という仕組みがラクだという。

「FBA販売のメリットは、梱包や発送から返品対応に至るまでアマゾンの配送システムを利用できること。注文を受けてからアメリカにいちいち配送するのでは多額の配送料と手間がかかりますが、FBA販売を使えばアメリカ国内に倉庫と配送拠点を持てるのです。

 日本のアマゾンとシステムや画面のレイアウトが同じなので、日本で利用したことがある人なら登録するのは難しくありません」(梅田氏、以下同)

 英語に自信がない場合でも、日本と米国のアマゾンを見比べながらであれば文章の意味が理解できるので、そうやって登録する手もあるという。

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