投資

つみたてNISA、制度改正前の2023年中に始めるメリット 新旧NISAの運用も可能

2024年から利用できる「新NISA」の仕組み

2024年から利用できる「新NISA」の仕組み

インデックス投信でリスク分散

 新NISAは1人最大1800万円まで運用できるので、なるべく家族全員で使うのがいい。そして、口座を開設したら、重要なのが商品選び。各国の景気や金融環境がどう転ぶかは、誰にもわからない。「円安だろうから米国株がいい」「日本株なら安全だ」などと早合点してはいけない。

「つみたて投資枠でも、成長投資枠でも、世界の代表的な株価指数に連動した運用をめざす『インデックス投資信託』1本を選ぶことをおすすめします。“アメリカか日本か、はたまたアジアか”などという偏った選び方はせず、迷わず『全世界株式(オール・カントリー)』にすべきです。全世界の株式が盛り込まれているため、どこか1国の株式に集中するよりも、リスクが分散されます。

『eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)』など、オール・カントリーのインデックス投信で、手数料が0.2%未満と安いもので、投資したい商品があるなら、金融機関はどこでもかまいません」

 厚生年金が受け取れるサラリーマンなら手取りの15~20%、国民年金のみのフリーランスなら25~30%を投資に回すといい。

 そして、一度積み立てを始めたら、たとえ評価額が下がったとしても「狼狽売り」はせず、長期で保有し続ける方がいい場合が多い。

 ただ、新NISAなら、もしお金が必要になって一部換金しても、再び投資を行うことができる。

「新NISAは、老後に備えた資産形成のために大いに活用できる制度になったと言えるでしょう」

※女性セブン2023年1月19・26日号

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