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減配してもJT株を手放さなかった理由は? 配当株投資の達人が教える「有望な高配当株」を探し出す3つの視点

JTは長らく高配当銘柄として投資家の注目を集めてきた(AFP=時事)

JTは長らく高配当銘柄として投資家の注目を集めてきた(AFP=時事)

 高配当株は昨年来、投資家の注目を集めているセクターだ。では今後、配当狙いで投資をする企業を選ぶにあたって、どのような指標を見ていくべきか。また、投資するタイミングをどのように判断すればよいのか。新刊『年間100万円の配当金が入ってくる最高の株式投資』が話題の投資家・配当太郎氏が解説する。

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 ここでは有望株を探し出すための「3つの視点」を紹介します。

【視点1】1株当たり利益を超える配当金を出す企業をどう考えるか?

 1株当たり利益の数値を用いて投資先企業を評価する指標のひとつに「配当性向」と呼ばれるものがあります。

 配当性向とは、会社が税引後の利益である当期純利益の中から、「どのくらい配当金を支払っているのか?」を示したもので、次のような計算式で割り出します。

配当性向(%)=1株当たりの配当額÷1株当たりの当期純利益×100

 配当性向が高ければ、その企業は「株主に対して多くの利益を還元している」ということがわかりますが、その半面、企業側の利益はその分だけ少なくなりますから、積極的な投資などができなくなる可能性があります。

 株主の立場から見ると、配当金をたくさん出してくれるのは嬉しいが、その結果として企業の「稼ぐチカラ」が落ちてしまうのは困る……という微妙な関係があるのです。

 日本企業の配当性向は、一般的に30~40%前後ですが、例えば1株当たり利益が100円の企業が、毎年150円とか200円の配当金を出していたら、どのように考えればいいのでしょうか?

 多くの配当金を出してくれる「おいしい企業」と見るか、「そんなことをして、本当に大丈夫なのか?」と不安に感じるか、判断の分かれるところだと思います。

 こうしたケースは、実は意外に身近なところにあります。日本を代表する大手精密機器メーカーの「キヤノン」(7751)も、そうした企業のひとつです。

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