人生終盤の人間関係で注意したいポイントは(写真:イメージマート)
健康寿命は男性が72.57歳、女性75.45歳(厚生労働省『令和4年簡易生命表』)。70代前半では体が動いても、後半になるとガクッと体力が落ちてしまう人が少なくない。そして、その先には必ず“夫婦の別れ”も訪れる。その時に備えて頼りになる人間関係を築いておきたいが、苦労するのは夫婦それぞれが別々の交友に終始しているケースだ。専門家に話を聞いた。
夫婦で共通の知人を作っておくことを意識
シニア生活文化研究所代表理事の小谷みどり氏が指摘する。
「夫婦のどちらかが亡くなった際、共通の友人がいれば頼りやすく、思い出を語る相手になります。現役時代の仕事の同僚など配偶者とあまり接点のない人とばかり付き合っていると、これができない。新たに夫婦で共通の知人を作っておくことを意識しましょう」
避けたいのが「現役感」を持ち続けることだ。
「会社人間だった人ほど肩書きにこだわりがち。町内会の理事など、何かと肩書きを作って名刺を持ち歩いたり、現役時代の役職や母校の話ばかりをする人がいますが、引退したならそういうステージではないことを意識すべきです。肩書きや自慢話ばかりでは70代以降に新たな人間関係を構築するのは難しい。自分の趣味など、どういう人間かという本質を語りましょう」(小谷氏)
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