野球ファンなら当然、侍ジャパンの活躍は見たいだろうが…(大谷翔平。Getty Images)
3月5日に開幕したWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)。前回大会に続いて大谷翔平が参戦し、日本チームには2連覇の期待がかかるが、国民的関心事となった前大会と比べると、今ひとつ盛り上がりに欠ける印象は否めない。理由は明白だ。地上波での放送がなく、2026年のWBCはNetflix(ネットフリックス)が放送権を取得したため、契約しなければ試合を視聴できないのだ。野球ファンならば当然、Netflixに加入して是が非でも見たいもの──と思いきや、「加入する気はない」という人も少なからず存在する。その心理はいかようなものか、リアルな声を集めた。
半世紀のプロ野球ファンは「額の問題じゃない」
東京都足立区に住むYさん(50代/男性)は半世紀にも及ぶプロ野球ファンだが、今回のWBCは“スルー”を決めたという。
「球場で試合を見るのにお金が必要なのは、仕方がない。でも、家のテレビで野球を見るのにお金を払うのは強い抵抗があります。私は阪神ファンなので、普段はテレビで阪神戦を見ますが、阪神戦の中継がなければどの試合でも構いません。BSでどこかの試合を放送しているので、それで十分です。
もし今回野球ファンが大量にNetflixに入ったら、これからWBC=有料っていう流れが決まっちゃうじゃないですか。私が野球好きなのを知る人からは『たった500円でしょ?』と言われますが、これまでずっと無料で野球中継を楽しんできたのに、いきなり『これからは有料です』と言われて拒否感を覚えない人の方が不思議です。額の問題じゃありません、ささやかな抵抗です」
Netflixは期間限定の「ワールドベースボールクラシック応援キャンペーン」を実施しており、新規加入ユーザーは「広告つきスタンダードプラン」を初月498円(44%割引)で利用することができる。球場で試合を観戦するのと比べれば格安に見えるが、そう単純なものではないようだ。
