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投資
杉村太蔵氏が伝授する「骨太」投資術
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“投資家・杉村太蔵”が富士フイルムを絶賛する理由 事業転換に成功して「10年で10倍株」に カリスマ経営者主導ではなく「社員が自分たちで成し遂げたのが凄い」

「10年で10倍株」の実例となった(時事通信フォト)

「10年で10倍株」の実例となった(時事通信フォト)

 AIやIoTなど、ここ10〜15年ほどの急速なデジタル技術の進化・普及はあらゆる分野のあらゆる事業に変革を強いてきた。企業が生き残るには時代の先を読み、将来にわたって求められる技術やサービス、商品を提供し続けることが必要だが、それはいかにして可能となるのか。新刊『杉村太蔵の推し株「骨太」投資術』(文藝春秋刊)が話題の杉村太蔵氏がその実例として挙げたのが、カメラや写真フィルムのメーカーとして知られる老舗企業・富士フイルムの変貌だ。

6期連続最高益の富士フイルム

 著書では挙げきれなかった“推し株”があると杉村氏は言う。

「私が心から尊敬している会社が富士フイルムです。会社というより、社員の皆さんを尊敬している。何が凄いって、時代に合わせて自ら生まれ変わっていく姿勢が凄い。富士フイルムという会社はもともとカメラの写真フィルムと現像・プリントが売上げの大半を占める会社でしたが、2000年頃からデジタル・カメラ化が一気に進み始めた。今はもうスマホで写真を撮るのが主流になっていますね。フィルムのカメラは終わると予見した同社は、潔く事業転換する道を選んだ。

 同社は写真フィルムで培った化学合成や微細加工、画像解析などで優れた技術を持っていて、特に感光する粒子をフィルムにまんべんなく散らす技術が優れていたそうです。それら持てる技術で医療機器を作れないか、半導体製造に活かせないか、デジタル画像の処理に使えないかと試行錯誤を繰り返した。

 現在では、医療・医薬品などのヘルスケア、半導体材料、機能性フィルムの製造など成長性の高い高機能材料分野へ事業構造を大きく転換し、2026年3月期は6期連続で最高益を達成する見込みです。なにしろ化粧品まで作っていますからね。こんな事業の大転換を、カリスマ経営者ではなく、社員の皆さんが自分たちで成し遂げたのが凄い。私がこの会社を推す理由です」

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