中国産の冷凍海産物の食品衛生法違反事例が目立つ(イメージ)
本誌・週刊ポスト前号(2026年9月25日・10月2日号)の特集「日本に輸入された中国産『発がん性』食品」が反響を呼んでいる。なかでも多数の冷凍食品から発がん性物質が検出されていた事実が衝撃を与えた。だが、本誌が調査を進めると、中国産冷凍食品の汚染はさらに広範囲の品目に及んでいることが判明した。【危ない中国産「冷凍食品」・前後編の後編】
中国産の冷凍海産物はどこで使われているのか
野菜以外で目立つのが冷凍海産物の違反事例だ。冷凍カレイ(11件)からは大腸菌群が、冷凍アサリ(10件)からは麻痺性貝毒が検出された。食の安全に詳しいジャーナリストの小倉正行氏が指摘する。
「麻痺性貝毒は特定の有毒プランクトンによって作られるもので、口や手足のしびれを引き起こします。加熱調理しても毒力は弱まらず、大量に摂取すれば最悪死に至る可能性もある危険な毒物です」
中国産冷凍食品の主な使用先
カニ、イカ、ウナギの蒲焼き、つぶ貝、エビ、ホタテ、ホッキ貝などでも、大腸菌群検出をはじめとする違反事例が確認された。
カニやエビからは、報じられた汚染タケノコと同じく基準値超の二酸化硫黄も検出されていた。
二酸化硫黄は食品の酸化防止や漂白のために使用される添加物だが、刺激物として作用し、呼吸器アレルギーを引き起こす可能性がある。とくに喘息患者が摂取すると極少量でもアレルギー反応が出るリスクが指摘されている。
>プレミアム登録して、食品衛生法違反となった「中国産冷凍食品」上位40の表と解説を見る【初回登録月無料】

