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昔ながらの喫茶店「スタバより高いコーヒー」目当てに若者たちが殺到 客層の変化にオーナーも常連も複雑な思い

純喫茶の客層に変化が(写真:イメージマート)

純喫茶の客層に変化が(写真:イメージマート)

 若者やZ世代のSNSで「レトロブーム」が到来している昨今。おしゃれカフェだけでなく、昭和レトロな老舗の「純喫茶」も、“レトロかわいい”と話題を呼んでいる。そうしたトレンドの影響もあってか、古き良き純喫茶の客層が、ここ最近、大きく様変わりしているという。

コーヒー1杯1000円でも「ご褒美として遊びに行く」

 カフェ文化に詳しいライターの男性・Aさん(30代)はこう話す。

「老舗喫茶店の客層の変化をもたらした最大の要因は、SNSでしょう。特にインスタグラムのリール(短尺動画)機能や、TikTokのカフェ紹介動画の影響が大きい。レトロブームもあってか、昭和の香りがする純喫茶が10代から20代の若者に人気化しています。

 それも庶民的な価格帯の喫茶店だけではありません。コーヒー1杯1000円ほどの“スタバよりも高い”老舗の喫茶店でも、Z世代はイベント的に訪れたりする。価格帯が高いと『ご褒美として遊びに行く』とか『SNSに載せられるというメリットも含めて1000円を払う』という感覚なんです。

 たとえば、渋谷エリアにある、口コミサイトで非常に評価の高い老舗純喫茶があります。最近ではSNSでバズっていて、若者が観光地的に訪れ、動画や写真を撮る場所になっています。5年ほど前は本当に渋谷の喧騒を忘れさせてくれる、隠れ家的なお店だったのですが、最近、足を運んだときは、若年層も多く、店内が本当にうるさいくらい賑やかでした。やはり『遊びに行くスポット』なんですね」

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