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【ファーストリテイリング、良品計画、NPC】悲観相場でも決算直後に株価上昇した3銘柄 業績だけではない加点ポイントに注目

【2】良品計画(7453)

 10月13日に本決算を発表した良品計画は、「無印良品」のブランドで有名で、日常的にも親近感のある銘柄だ。

 2023年8月期の業績は2022年度の業績同様、同社にとっては苦しみぬいた決算だった。2022年以降から対前年比で減益の業績を発表し続け、第2四半期決算においては通期見通しの下方修正まで出していた。いわゆる“ダメ決算”を出し続けた末に出した今回の決算は、売上、営業利益、経常利益、最終利益において過去最高を更新するものであった。

 流れが変わったのは7月に発表した第3四半期決算だ。前年比で見ると累計業績では減益であったものの、3~5月の業績においては全ての指標において前年同期を大きく上回る数字を出していた。

 この時にも決算翌日に株価は大きく上昇し、前日比+21.9%、300円の上昇でストップ高に。そして、その株価水準を維持し、今回の決算を迎えた。

 今回の決算翌日の10月16日には前日比+8.91%、161.5円の上昇。全銘柄の約90%が下落する悲観相場の中での力強い上昇は、同社の業績低迷が長かった分、多くの人々の期待を良い意味で裏切った形で上昇につながったと考えられる。

【3】NPC(6255)

 10月11日に本決算を発表したNPCは低迷続くグロース市場で大きな飛躍を感じさせた銘柄だ。

 太陽電池の製造装置を手掛ける同社は、装置関連事業の好調を受け、売上、利益とも前年比で大幅な業績成長となった。また、増配の発表と中期経営計画の見直しを行い、2024年8月期、2025年8月期の売上高、営業利益の目標数字を大幅に上方修正。外部要因では主要取引先であるファーストソーラー社の生産能力拡大、新製品開発による需要増加といった恩恵があった。内部要因は、コスト削減や新ビジネスの安定化と規模拡大の目途が立ったことだ。

 ファーストソーラー社は米・ナスダック上場のハイテク銘柄だ。アメリカの利上げ観測が一服しナスダック指数の上昇機運が高まっていくとすれば、ファーストソーラー社に恩恵があり、NPCにも追い風になっていくと考えられる。

 決算発表翌日である10月12日の株価は朝から寄り付かず、前日比+16.1%、+100円でストップ高を付けた。

 日本の中小型株は年初来安値を更新している低迷ぶりだが、その中で気を吐く同社の今後の動きは必見となるだろう。

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