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【熟酒・醇酒・薫酒・爽酒】個性豊かな日本酒を4タイプに分類して“最適料理”を紹介 香りの高いタイプには白身魚の刺身など

日本酒を4つのタイプに分けて“合う料理”をセレクト(イメージ)

日本酒を4つのタイプに分けて“合う料理”をセレクト(イメージ)

 日本酒を造る酒蔵は全国に1500以上あり、銘柄は2万種類以上に上る。香り、飲み口、味わいは千差万別。きき酒師などの資格認定を行なう日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)の専務理事、日置晴之氏が説明する。

「2万種類以上の日本酒をテイスティング検証した結果、香りと味わいの組み合わせで4つのタイプに分けられることを発見しました」

 日置氏が語る4つのタイプとは「熟酒(じゅくしゅ)」「醇酒(じゅんしゅ)」「薫酒(くんしゅ)」「爽酒(そうしゅ)」のこと。各種の特徴は以下の通りだ。

【熟酒】熟成タイプ。長期熟成・古酒系

合う料理:いぶりがっこ、鰻の蒲焼、麻婆豆腐、牡蠣の土手鍋、熟成チーズ、ドライフルーツなど

『長期熟成酒 1998年』人気酒造(福島県)3850円(720ml)
 約22年の時を超えて熟成された濃熟タイプの熟成古酒。芳醇で奥行きのある味わい。

『達磨正宗 五年古酒』白木恒助商店(岐阜県)4828円(720ml)
 まろやかな味わい。海外のソムリエからも「ベルベットのようなスイートさ」と評価。

『花垣 BLEND in 純米古酒』南部酒造場(福井県)1485円(500ml)
 3年以上熟成させた純米酒を数種類ブレンド。カジュアルに楽しめる調和のとれた香味。

【薫酒】香りの高いタイプ。大吟醸・吟醸系

合う料理:白身魚・赤身魚の刺身、タコのマリネ、カニ鍋、フレッシュチーズとフルーツトマトのサラダなど

『獺祭 純米大吟醸 磨き三割九分』旭酒造(山口県)2640円(720ml)
 華やかな上立ち香が特徴。精米歩合39%。すっきりした甘みと上品な余韻を楽しめる。

『紀土 純米吟醸 しぼりたて』平和酒造(和歌山県)1320円(720ml)
 マスカットのような華やかな香りと甘み、シャープな酸。新酒らしいフレッシュな味わい。

『出羽桜 出羽燦々誕生記念(本生)』出羽桜酒造(山形県)1760円(720ml)
 山形の酒米「出羽燦々」を100%使用した純米吟醸。青リンゴを思わせるジューシーな香味。

次のページ:【醇酒】コクのあるタイプ。純米酒・生もと系

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