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お金持ちはますますお金持ちに 新富裕層の「財テク&節税術」全部見せます!

 実際、過去の例を見ても、87年のブラックマンデーに始まり、90年のバブル崩壊、97年のアジア通貨危機、01年のエンロン・ショック、08年のリーマン・ショック……と、10年に2回程度は大きな経済危機が訪れています。

 そう考えていくと、そろそろ次のショックに備えるべきでしょうし、「下がったら買い」というお金持ちの投資戦略は覚えておいて損はないでしょう。

 何より投資や事業で成功したお金持ちは「市場の歪み」を見逃さない感性に長けています。投資で大儲けした人は「いつ下がるか」が最大の関心事であり、事業で成功を収めた人は「企業価値よりも安く手に入りそうな会社はないか?」などと常に目を光らせています。

 ただし、投資の世界では「市場の歪み」が減っており、過去の成功パターンが通用しにくくなっているため、それを認識して撤退する富裕層がいるのも事実です。

お金持ちの真似をして10年間で3000万円

 以上、お金持ちの最新事例を紹介してきましたが、これだけでは「自分とはかけ離れた、雲をつかむような話」としか聞こえない方もいるかもしれません。

 でも、私の知る富裕層のなかには、ごく普通のサラリーマンからお金持ちになった人ももちろんいます。さすがに給料だけでの達成は難しく、投資での成功が必須条件となりますが、たとえ少ない金額であってもコツコツ積み立てることで財産を築くことは十分可能なのです。

 年収700万円ほどのサラリーマンながら、10年間で3000万円以上を貯めたCさん(50代)のケースです。

 Cさんは毎月の給料から一定額を国際分散投資するバランス型投信にひたすら積み立てました。心がけていたのは、投資先を自ら選ぶことではなく、購入タイミングを計ることだけ。

 07年のサブプライム・ショックに続き、08年のリーマン・ショックと世界同時株安に見舞われるなか、Cさんはボーナスを元手に急落時に大きく買い増す手法を繰り返しました。これまで紹介した富裕層と同じく、「下がったら買い」という行動パターンを忠実に守ったわけです。

 その結果、定年までに3000万円貯める目標を50代前半で前倒しで達成。他の富裕層同様、昨年までに売り抜けることができました。

 Cさんは日々の相場に目を光らせてトレードを繰り返していたわけではないのに、想定よりも早く成功をつかみ取っています。これなら自分でも真似ができそうだと思う人もいるのではないでしょうか。

 お金持ちの行動パターンを真似することで資産を殖やすことは決して夢物語ではありません。それをきちんと実行に移して守り続けることができるかどうか。そこがお金持ちに近づくための分水嶺といえるでしょう。

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※マネーポスト2017年春号

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