難関私立大の「本命率」はおおよそ2〜4割
高校ごとに私立大の合格者実績を見ていくと、卒業生数を超えるほどMARCHの合格者数を出している高校が多々ある。しかし、その卒業生全員がMARCHの合格レベルに達しているかと言えば、実際は合格の重複があるため、そうとは言い切れないのである。
ランキング表に記載したとおり、現役合格者数に対する現役進学者数の割合を示した「本命率」で言えば、合格者のおおよそ2〜4割しか実際には進学しておらず、学校によってかなり差がある。
もちろん、国公立大を第一志望にして滑り止めで私立大を受けているケースも多々あるため、難関私立大への現役進学者数から「その高校内の成績で何位までなら合格圏内」という目安になるとは言い切れないが、合格の重複を排除するだけで、進学実績における“真の実力”を測ることはできそうだ。
今回は、大学通信が全国の高校に対して実施したアンケート結果(2112校が回答)をもとに、東の難関私立大(早慶上理MARCH)の「現役進学者数」で高校別ランキングを作成した(これらの大学に内部推薦で進学できる附属高・系属校は除外)。東大の合格者数ランキングなどとはかなり異なる顔ぶれで、非常に興味深いランキングとなった。
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