父の介護、母の療養を支えられたのは「投資のおかげ」
退職後、さらに、母にがんが発覚するという「まさか」が続きましたが、自分の内臓の持病をコントロールしながら、父を介護し、母の療養を支え、家事をこなせたのは、間違いなく投資のおかげでした。
仕事を辞め、両親の介護・見守りをするというのも挑戦です。これができたのは、やはりまとまったお金があり、「仕事を辞める」という選択肢があったから。投資を続けてきたおかげで、人生を終わらせることなくすんだのです。
もし、私が投資に出会っていなかったら、これだけの「まさか」に押し潰されていたのではないでしょうか。少なくとも、私は、親孝行しながら物書きとして第二の人生を満喫している「いまの私」には出会えていないと言い切れます。
先ほど、投資と仕事は「車の両輪」という話をしました。ここにさらに「節約」と「貯金」を加えて、「労働+節約+貯金+投資」の4つの車輪を回すことで、資産形成という目的地に到達できる確率は格段に高まります。
この考え方を意識して、ぜひお金に悩まない人生を勝ち取りましょう。そして、あなたの思いどおりの「人生の打席」に立ってください。
※桶井道・著『普通の人のための投資 いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門』(東洋経済新報社)を元に一部抜粋して再構成
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【プロフィール】
桶井道(おけい・どん)/個人投資家(投資歴27年)・物書き。1973年生まれ。世界中の優良株・ETF等を100銘柄以上保有し、高配当株および増配株を買ったら放置する「ぐうたら投資」を極めてから資産成長を加速させる。2020年に資産1億円とともに退職して自由となり、2025年10月には2.2億円に到達。著書に『普通の人のための投資 いちばん手軽で怖くない「ゆとり投資」入門』(東洋経済新報社)、『時をかける貯金ゼロおじさん 35年前に戻った僕が投資でゆっくり「億り人」になる話』(KADOKAWA)など6冊。
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