株式投資で得た利益を不動産投資に回す理由を解説(同氏のXより)
「日経平均株価6万円時代」は間近か――。衆院選での自民党圧勝を受けて、日経平均は大台の6万円を視野に入れた高値圏が続いている。そうした市場の喧騒を冷静な目で見つめながら着々と資産を増やし続けている億り人のひとりが、株式投資によって元手1000万円から12億円もの利益を上げている投資公認会計士みつさんだ。
中学生で投資デビュー、ブラックマンデーの“洗礼”
現役の公認会計士である、みつさんが株式投資を始めたのは1987年のブラックマンデー直前だった。
「中学2年の時でした。父の証券口座で買ってみたのですが、それから2週間でブラックマンデーに見舞われるという波乱のスタート。その後、バブルに突入しましたが、私は高校、大学、そして公認会計士の試験もあったことから株式投資を中断して、学生時代は勉強に専念していました。1997年に大学を卒業して半年後に会計士試験に合格して、監査法人に就職しました」(以下、「」内コメントはみつさん)
そして、2000年から株式投資を再開。当時は一般的に現在よりも規制が緩く、所属する監査法人が関与している企業以外に投資することは自由だったという。
「父が亡くなって相続した遺産が1000万円ほどあったので、それを元手にしました。当時は株価が2ケタ(100円未満)だった長谷工コーポレーションやオリエントコーポレーションなどの超低位株を信用取引でだいぶ買いました」
通常なら、株価100円に満たない超低位株を信用取引で買うのはあまりにリスクが高いように思えるが、公認会計士として企業の財務内容をチェックするプロであるみつさんにとってはさほどハードルは高くなかったという。
「不良債権処理の余波で株価が低迷していたのですが、職業柄、財務内容は理解できますから、さすがに潰れることはないだろうと思ってレバレッジをかけました。信用取引でも銘柄を分散することでリスクを小さくできます。すると2003年には元手の1000万円が7000万円になって、初めて大きく増やすことができました」
株式投資で儲けて不動産を買い、家賃収入1億4000万円
そして、みつさんは株で膨らんだ利益を不動産投資に回した。
「株式投資は大きなリターンをもたらす反面、株価の動きはどうしても不安定になりがちです。生活していくうえで精神的な安定をもたらすものではないので、株式投資で確保できた利益を不動産投資に回して、安定した月々の家賃収入に変えてくれると考えたわけです」
みつさんの投資も決して順風満帆だったわけではない。2006年以降はリーマン・ショックもあったことから3年連続のマイナス。さらに、2006年に手を出した商品先物取引で1日に1000万円の損失を抱えるなど手痛い目にも遭っている。
「それからは先物をやめ、株式投資でもさらに上値を追うのではく、上がった利益を不動産に投資することで、安定的な家賃収入を得るよう心がけてきました。株式投資の不安定さをどう回避するか、ということですね」
その結果、元手1000万円で始めた株式投資でこれまで12億円の利益を上げてきたが、株式による現在の資産は5億5000万円ほど。株式投資による利益の多くを不動産に回したことで現在保有する不動産の資産価値は13億円にのぼる。
不動産投資は1棟買いが基本で、現在は静岡や岐阜、三重などに20棟の物件を所有。ローンの返済が年間3900万円に対し、家賃収入は年間1億4000万円あるので、安定的な資産を形成しているという。
株式投資で儲けて不動産を買い、安定的な家賃収入を得る。では、その源泉となる株式投資はどのような手法なのか。関連記事『《元手1000万円→利益12億円の投資公認会計士みつさん厳選の5銘柄》まだまだ狙える半導体“10倍株”銘柄から増収増益増配見込みの自動車部品メーカーまで 株価上昇につながる「配当を支払える力」を持つ銘柄を一挙公開!』で詳しく解説する。
【プロフィール】
投資公認会計士みつ/公認会計士・税理士。1987年のブラックマンデー直前、中学2年で初めて株式投資。公認会計士となった2000年から本格的に株式投資を始め、元手1000万円から25年ほどで12億円を稼ぐ。主に配当金の支払い可能性を重視したバリュー投資で、株式投資で得た利益を不動産に投資し、不動産の資産価値は13億円。株式資産は5億5000万円ほど。不動産ローンの返済年間3900万円に対し、家賃収入は年間1億4000万円で安定的な資産を築いている。
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取材・文/入江一
