モノの整理は早めに取り掛かる(写真:イメージマート)
人生の終盤で大切なのが物の整理。これは親と子で準備が必要になる。親側が整理しておきたいのが、クローゼットやタンス、衣類ケースなどにあふれている衣類。「いつか着ることがあるかもしれない」と思って後生大事に残しておくと、後の始末が大変だ。特殊清掃・遺品整理士で関西クリーンサービス代表の亀澤範行氏が語る。
「2年着なかったものは原則として処分対象にする“2年ルール”を用いるといい。その後着ることはほとんどないからです。捨てるかどうか迷う場合は“とりあえず箱”を作って隔離し、2年間触らなかったら処分する。すぐに捨てるよりも心理的な抵抗を和らげることができます」
人生最後5年 親子でやっておくこと
高価だった着物やスーツも売りに出そうとすると値段がつかないケースがほとんどだという。
「衣類はカビや虫食い、保管臭がついているものも多い。特にスーツは所有者の体型に合わせて仕立てられているので、中古市場では価値が出にくいのです。“思い出ほどの価値はない”と考えてください」(亀澤氏)
やっかいな「見られたら恥ずかしい物」
写真の整理もネックになる。大量のアルバム写真は衣類以上に“気持ち”が絡むため処分に迷うが、ポイントは「保存したい記憶」と「保存する媒体」を分けて考えることだと亀澤氏。
「写真をスマホで撮影するなどデジタル化して“記憶”を保存しておけば、アルバムという物体は処分の対象にできます」(同前)
それ以上にやっかいなのが、隠し持っているアダルトのVHSやDVD、雑誌などだ。

