発展余地がまだある品川・高輪ゲートウェイエリア(写真:イメージマート)
都心部の不動産価格上昇が注目されるなか、大規模な再開発が進むのが、品川・高輪ゲートウェイのエリアだ。3月28日は複合施設・高輪ゲートウェイシティが開業して大きな注目を集めた。このエリアが「東京の中心」になっていく可能性があると見るのは、『街間格差』(中公新書)の著書がある不動産事業プロデューサーの牧野知弘氏(オラガ総研代表)だ。
高輪、泉岳寺、品川のあたりについて牧野氏は、「今後の発展可能性が極めて高いエリア」だと指摘する。
「最大の理由は品川駅自体の機能強化です。リニアの始発になりますし、JR東日本は2031年開業を目指して羽田空港までの新線『羽田空港アクセス線』の工事を始めています」
羽田空港には品川駅から京浜急行が、浜松町駅から東京モノレールがつながっているが、いずれもJRからは乗り換えが必要となる。それをJRの路線でつなごうとする計画だ。
「要は品川駅が今まで以上に空港としっかりとつながるわけです。その新線が通る予定のエリアにあたるのが、品川駅と羽田空港の間に広がるJR東京貨物ターミナルで、そこにまとまった規模のオフィスや住宅を入れていく開発がなされる見通しです。これまでの事例を見ても、空港と鉄道がつながる開発は非常に強い。
ビジネスがどんどんワールドワイドになるなかで、羽田空港に近いという利便性は圧倒的に強いと考えます。私はだいぶ昔から、これから東京の中心軸は大丸有(大手町・丸の内・有楽町)から徐々に南に下っていくと言ってきました。そういった意味で品川を中心とした高輪ゲートウェイも含めたオフィスエリアの開発、その周辺に広がるであろう住宅、そして商業機能といったあたりには大変注目をしています」
