大師線に乗れば川崎競馬場にもすぐだ
午後4時前でも満席
京急の川崎駅は、JRと直結していない。ここから京急大師線という支線が分かれている。ひと駅先が川崎競馬場の最寄り駅で、さらに先へ行くと川崎大師。終点は小島新田という駅で、駅前にシブイ飲み屋がたくさんある。そこへ行ってみようかなと思ったけれど、ケンちゃんの知っている店にも行ってみたい。
ケンちゃんが案内してくれたのは、京急とJRの中間くらいにあった。丸大ホール本店。濃紺の暖簾には、大衆食堂、大衆酒場と白く抜いてあって、真ん中に赤く、大の字が〇で囲んである。
店の扉を開けて、驚いた。まだ、午後4時前だというのに、たいへんな混みようなのである。席はあるのか? もし満席なら、しばらく待ってもいい。まず行列に並ばない私だが、ちらりと見た店内の、なんとも魅力的な雰囲気に魅せられていた。
相席お願いします。そういわれて案内されたのは4人掛けのテーブルで、すでにひとり、先客がいらっしゃった。ケンちゃんはレモンサワー、私はホッピーセットを注文する。
さて、何をつまもうか。さっきまで蒲田で中華を食べていたから、あれもこれも食おうという状態ではないのだけれど、店の壁の品書きを見れば、なんという豊かなメニューであることか。
目にとまったのは定食だ。天ぷら定食、刺身定食、マグロブツ定食ときて、次が梅茶漬。え? ここでお茶漬け? と驚くのだが、その次の中華もり、とは何か? これは、わからない。*あとで調べたら、中華麺のもり蕎麦ということらしい。うまいんじゃないか? 次に行ったとき、ぜひ食べてみよう。
そんなことはどうでもよくて、ひとまず焼きそら豆を頼んでから定食メニューを眺めると、野菜炒め定食、コロッケ定食、アジフライ定食、とんかつ定食といろいろあるのだが、米はもういいから、具のほうだけほしいなと思い、「しょうが焼」を頼むことにした。
そら豆をかじりながら何を頼むか吟味する

