2回目の大規模修繕が重要
昨今は築古のタワマンも増え、それに伴い老朽化問題が指摘されている。これも将来的なタワマン暴落説の一因となっており、とりわけ「大規模修繕」への備えには注意が必要だという。タワマンの大規模修繕は通常15~18年ごと、特に築30年頃に訪れる2回目が重要になるとはるぶー氏は言う。
「タワマンの大規模修繕は、頂上からゴンドラを吊るす、外壁にアンカーを打って足場を組む、といった大掛かりな工事と相応の費用が必要です」
なかでも費用がかさむのが内部設備だ。
「超高層用のエレベーターは1基入れ替えるだけで2億円程度かかり、10基あれば数十億円になります。こうした工事に備えるうえで、修繕積立金の上昇は避けられないと予想します。確かに修繕積立金が安いことは短期的には利点に見えますが、長い目で見ると『修繕できないマンション』になってしまう。修繕積立金が安いままのタワマンは危ない物件と見るべきです」(はるぶー氏)
こうした莫大な支出に財政面などの準備、管理体制が整っているかを指標にした『マンション管理適正評価制度』が2022年にスタートした。
「満点を取得している物件は30年後も安心かつ、資産価値を維持する傾向があります」(同前)
一般社団法人マンション管理業協会のサイトで公開しているので参照するのもいいだろう。
タワマン特有の強みとリスクがあるなかで、これからも資産価値の上昇が期待できる物件はどれか。関連記事では、不動産コンサルティングマスター・ふじふじ太氏、マンションソムリエ・稲垣慶州氏、マンションブロガー・コンサルタントのはるぶー氏らが、湾岸・都心・神奈川ほか、エリア別「狙い目タワマン」を実名を挙げて紹介している。
▼▼▼関連記事▼▼▼
・ふじふじ太氏が注目するタワマン19選「湾岸エリアは2番手・3番手が狙い目!」
・稲垣慶州氏が注目するタワマン22選「都心部で需要増の期待!」
・はるぶー氏が注目するタワマン18選「管理体制は万全!」
※週刊ポスト2026年6月19日号