やっぱり「山崎」はいい酒だ
今こそバーで「山崎」を飲もう
3杯目にいってみようか。ネグローニ、さすがにちょっと甘く感じられたので、ウイスキーに切り替えた。銘柄は「山崎」。その12年ものだ。ストレートでもらい、ちびちびと舐める。いい酒だな、やはり。「山崎」「白州」「余市」など国産の定番ものの安定感は抜群だと思う。日本にもたくさんの小規模蒸溜所があり、数々のウイスキーが生まれているのだけれど、バックバーにこの1本を見つければ、私はやはり、「山崎」へ帰りたいと思う。バーへ通い始めたばかりの頃はいまほど高価ではなかった。だから、無理をして18年ものなどにも手をだしたりした。ウイスキーというのは、これほどうまいのかと驚き半分だったが、今、あの頃がとても懐かしい。50代、60代の人なら、そうだったねえと同意してもらえると思うのだが、今こそバーで「山崎」を飲もうと、一ウイスキーファンとしては言いたいのだ。
深澤さんに、若い頃の話を聞いた。新宿の有名店で経験を積んでいた20代の終わりに、横浜の「ケーブルカー」というバーに飛び込んだという。
「信州の生まれなので、港町に憧れていました。港に船が着くと、店は外国人であふれる。長いカウンターにびっしり外国のお客様が並ぶんです。マンハッタンの注文を受けて作ると、俺のレシピはこうなんだと、もう1杯頼んでくる。そんなやり取りが楽しかったですね」
この店は横浜の老舗で、代替わりして今も営業しているという。アメリカンスタイルのバーでハンバーガーなども評判らしいから、ぜひ今度、寄ってみたい。
「ジョニー・ウォーカー」もやっぱりうまい
「山崎」の次はスコッチのブレンデッド「ジョニーウォーカー」をソーダ割りでもらう。軽いスモーキーさの奥から濃厚な甘さが現れてくる、軽くてバランスのいいソーダ割りは、何杯でも飲めそうなのが恐ろしい。

