お小遣いの使い方でどんなことを教えられるのか(写真:イメージマート)
子どもがお小遣いをどう使うかは家庭によって異なるが、「世界の富裕層の家庭では、お小遣いは『投資の練習』に使われます」と説くのは、新著『トップ1%の富裕層が子どもに伝える 世界一のお金の教育』(KADOKAWA)が話題のサブスクD2C総研代表取締役の新井亨氏。アジア・欧米を席巻する華僑ら富裕層ネットワークとのビジネスに成功した上場企業代表は、お小遣いでどんな教育ができると考えているのか? 同書より一部抜粋・再構成して紹介する。
世界中で「お金の価値」が変わっている
多くの家庭で、子どもはこう言われて育ちます。
「お小遣いを貯金しろ」
「無駄遣いせずに、コツコツ貯金しなさい」
「お金は使わずに貯めるものだよ」
一見、とても正しい教えのように思えます。
実際、浪費を避けることは大切ですが、この言葉が「唯一の正解」として繰り返されると、子どもはお金の本質を学ぶ機会を失ってしまいます。
お金は、ただ貯めるだけのものではありません。使い方、増やし方、循環のさせ方を学んで初めて意味を持ちます。
ところが、日本では長い間、「貯金こそが正しい」という価値観が絶対的なものとして教えられてきました。
これには時代背景という理由があります。高度経済成長期、日本は銀行に預けておけば利息がつく時代でした。つまり貯金をしていれば、お金は自然に増えたのです。しかし、時代は完全に変わり、今や銀行預金では利子はほとんどつきません。
さらに世界ではインフレが進んでおり、物価は上がり続けています。海外旅行に行ったとき、「こんなに高かっただろうか」と驚いた経験はないでしょうか。ホテル代、食事代、交通費など数年前と比べて、明らかに上がっています。
これは、世界中で「お金の価値」が変わっている証拠です。
