キャリア

営業支援会社で年収1000万円を目指す30代男性の奮闘記

アウトソーシング業界の需要は増加中

アウトソーシング業界の需要は増加中

 長時間労働の見直しなどを掲げる「働き方改革」で、ITやコールセンター、人事などの業務を代行するアウトソーシングがその存在感を高めている。IDC Japanによれば、2016年の国内ビジネスプロセスアウトソーシング(BPO)サービス市場は、前年比4.9%増の7017億円を突破。今後もさらなる拡大が予想されているという。

 活況を見せるアウトソーシング業界だが、その実態はどうなのか。企業の営業活動を代行支援する会社に身を置く男性・Aさん(33)が語ってくれた。

「ここ最近は、本当に案件が多くなっていて、日本が話せる留学生や中途採用を積極的に受け入れて凌いでいる状態です。もともと、僕も中途入社でした。新卒では不動産会社に就職して営業をしていたのですが、成績不振が続き、結果的に1年で退職しました。社会人としての自信をなくしていたところに、友人から『頑張った分だけ稼げる』『独立できる』と誘われたことをきっかけに、現在の会社に入社しました。

 入社してすぐの仕事は、個人向けの保険を商材に、1日500コール以上のテレアポでした。保険の掛け金が高い高齢者の方がターゲットで、そうでないお客様にアポを取ってしまうと、理不尽に怒られたものです。年をとっている人の方が病気の心配を抱えている可能性が高く、不安も大きいので、“この病気ならこの保険”などと提案しやすいんですが、僕には辛かったですね」(Aさん。以下「」内同)

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