あなたも保険加入自体は問題にしておらず、保険料が上がるので保険会社を変えたい、ということなのでしょう。賃貸借契約で義務付けられた保険と同じ条件の保険契約を、指定保険会社と同等程度の信用力のある保険会社で契約できるのであれば、オーナーには不利益はないと思われ、保険料が安くなればあなたにとっては合理的です。
しかし保険給付の内容は会社により違っています。また同じマンションで保険会社を統一することで、事故時の保険金請求手続きの円滑化などオーナー側にも理由があるかもしれません。
あなたが提案する保険会社の保険が、現行とまったく遜色がないのに、納得できる説明がないまま「指定保険会社の保険でないと契約違反のため、部屋の賃貸借契約を更新しない」などと言われたときは、独占禁止法の禁じる優越的な地位の濫用や抱き合わせ販売になる場合があります。保険会社を指定する条項にそこまでの強制力を持たせることは一方的に消費者を害するともいえず、消費者契約法の観点からその効力も疑問です。消費者センター等で相談してください。
※女性セブン2026年10月15日号