家計
2017年12月17日 17:00 マネーポストWEB
大学在学中こそが本当の「使い時」、どうしても貯めにくい時期です。それまでは、毎月は無理でも少しずつ貯金していきたいものです。ボーナスがある月や、支出が少なかった月、あるいは年末調整・確定申告で返ってきたお金などを利用して、貯蓄を増やしていってください。
この世代だと、住宅を購入して10年ほど経っている方も多いのではないでしょうか。購入から10年で住宅ローン控除が終わるため、「貯蓄を使ってそろそろ繰り上げ返済でもしようか」と考えている方もいると思います。
しかし、繰り上げ返済をする前に、ちょっと考えてみる必要があります。
これから子供が大学進学するなどして教育費がかかる場合、もしかすると貯蓄は教育資金として取っておくほうが良いかもしれません。教育費が不足すれば、奨学金を借りるのでなければ、銀行などから教育ローンを借りることになります。教育ローンの金利は約4~5%、住宅ローンの金利よりかなり高い傾向にあります。
住宅ローンには、「団体信用生命保険」という保険機能もあります。繰り上げ返済した後に世帯主にもしものことがあったら、住宅ローンはなくなっても手元資金が心もとない状況になる可能性もあります。
繰り上げ返済はご自身と家族の生活設計を見直して、本当に余裕があるときだけにしましょう。将来、「あの時、繰り上げ返済しすぎてお金が足りない……」と後悔しても取り返しがつきません。
支出が多い時期を乗り越えて、子供が独立すると急に生活が楽になります。ただし、そこで安心して生活水準(普段の生活費)を上げないように注意してください。
当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。
当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。