家計

増税とともに加速する「キャッシュレス化」、ガラケーの人はどうすべき?

無理にスマホに変えて「QR決済」する必要はない?

無理にスマホに変えて「QR決済」する必要はない?

 今回の消費税の増税では、国による「ポイント還元」制度が導入される。それと同時に「キャッシュレス化」も進められるのが肝で、それに合わせて民間も動きだしている。キャッシュレス化といえば、クレジットカードや交通系のカードが有名だが、最近では「〇〇Pay」といったような「QRコード型」の支払い方法もある。果たしてどうするのがお得なのか? 経済本で日本初のミリオンセラーを記録し、家計管理のエキスパートでもあるカリスマ講師の細野真宏さんに聞いた!

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 最近、何かと目にする機会が増えた「PayPay(ペイペイ)」「楽天ペイ」などはお店の「QRコード」を読み込むだけで買い物ができるキャッシュレスの新たな買い物の方法で「QR決済」と呼ばれます。

 確かに、消費税のアップに合わせたキャンペーンも多く、「5%の還元」などを掲げているものもあります。

 単純に考えると、それらのアプリを使えるようにしておけば、国の「ポイント還元」に加えて、さらに「5%の還元」を受けることができて、上手くいけば「10%もお得に買い物ができたりする」わけですね。

 ただ、そもそも、これらのアプリは、携帯電話が「スマートフォン」でないと利用できないのです。だから、まずは、スマホかガラケーかの選択から考える必要があるわけです。

 最新の『家計ノート』のデータでは、1人あたりの1か月の「スマートフォン」の平均利用額は5575円となっていて、「ガラケー」の月の平均利用額は2243円とスマホの半値以下で済むようになっています。

 つまり、いくらお得なサービスが利用できたとしても、せいぜい「5%の還元」なので、例えば1万円の買い物でも500円が戻ってくるレベルです。しかも、期間限定で、戻る金額には上限もあります。

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