マネー

年下妻を持つ夫 年金受給額は4つのパターンでこんなに変わる

妻は働き夫は楽隠居型(パターンB)

妻は働き夫は楽隠居型(パターンB)

 そこで夫婦の年金をさらに増やすには2つの方法がある。

 1つは妻が60歳以降も厚生年金に加入して働く方法だ。すでにパート勤めをしている3号被保険者(サラリーマンの夫に扶養されている)の妻なら、60歳で3号から外れた後、年金加入期間が40年になるまでの期間を会社の厚生年金に入るのが有効だ。月給10万円でも、5年間働くと65歳から妻に厚生年金が上乗せされ、受給額がアップする(パターンB)。

「基礎年金繰り下げ」でさらに増額

妻はのんびり夫はバリバリ型(パターンC)

妻はのんびり夫はバリバリ型(パターンC)

 さらに年金アップの効果が高いのが、夫が年金受給しながら働き、「基礎年金」だけ70歳まで繰り下げるというやり方だ(パターンC)。

 年下の妻を持つ夫が年金を全部繰り下げるのは、配偶者手当にあたる「加給年金」まで停止されるから損失が大きい。しかし、基礎年金だけの繰り下げであれば、加給年金は停止されない。

 この方法を取れば、65歳から70歳までの間、夫の年金額は月額17万円から10万円ほどに減るものの、加給年金(月額約3.2万円)が上乗せされるうえ、給料収入もあるから生活の心配なく繰り下げできるはずだ。

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。