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「老親リスク」減らす8つの手法 オレオレ詐欺、火災、自動車事故等

後付けのドライブレコーダー貸与される自動車保険も

後付けのドライブレコーダー貸与される自動車保険も

 最近、社会問題となっているのが、高齢ドライバーによる交通事故だ。マイカーが不可欠な地方に親が住んでいる場合、免許返納を促せないという人も多いだろう。

 そんななか、助けとなるのが、あいおいニッセイ同和損害保険が2020年1月から販売開始する自動車保険「タフ・見守るクルマの保険プラス」だ。

 この商品は後付けのドライブレコーダーが保険会社から貸与され、安全運転に役立つサービスが受けられる。

 急ブレーキや急加速、速度超過の有無などがドラレコの走行データや画像データで判別され、そのスコアが点数化される。安全運転の度合いに応じた割引が次回継続時の保険料に反映される仕組みだ。

 この商品では、保険加入者の同意があれば、家族も運転診断レポートを共有できる。親の運転の様子を、遠方で暮らす子がチェックすることも可能なのだ。

振り込め詐欺を回避するには

 高齢者を狙った「振り込め詐欺」も深刻な問題だ。最近は、かけてきた相手に「録音する」とあらかじめ警告したり、フリーダイヤルを着信拒否する機能などがついた「迷惑電話防止機能」付きの電話も多いが、介護アドバイザーの横井孝治氏はこうアドバイスする。

「振り込め詐欺の9割が固定電話にかかってくるというデータがある。固定電話の使用をやめて携帯電話に切り替えると効果的です。

 固定電話がないとどうしても不安だという親御さんの場合は、電話にすぐ出ず留守番電話にしておくように徹底してください。詐欺グループは自分の声が録音されるのを何より嫌がります。親子の間で最初に話す“合い言葉”を決めておくなどルールを作っておくのもいいでしょう」

※週刊ポスト2019年12月13日号

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