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東京駅周辺再開発バトル 三井が「三菱村」を挟み撃ちする構図も

2019年12月24日 7:00 週刊ポスト

 三菱は、東京駅の西側に広がる丸の内エリアを拠点とする。元々は三菱財閥の2代目である岩崎彌之助が明治政府から買い取った広大な野原を、戦後に三菱が屈指のビジネス街に育て上げ、現在は三菱商事や三菱UFJ銀行、日本郵船など多くのグループ企業が本社を置く。今では丸の内エリアの3分の1を三菱が所有すると言われ、「三菱村」とも呼ばれる。

 対する三井は、山手線を挟んで東京駅の北東に広がる日本橋エリアを「発祥の地」としており、そびえ立つ三井不動産の本社や三越本店、コレド日本橋などが重厚な存在感を漂わせる。

 その三井が、ついに山手線の内側に本格進出したのが、「日比谷殴り込み」である。2018年3月、三菱の牙城である丸の内の目と鼻の先にある日比谷に、三井不動産が「東京ミッドタウン日比谷」を開業した。

 もともと日比谷三井ビルディング(旧三井銀行本店)と三信ビルディング(旧三井信託ビル)の跡地を三井不動産が再開発したもので、三井グループが総力を結集したかたちとなった。

 ミッドタウン日比谷は地上35階、192メートルの高さを誇りながら、曲線を活かしたデザインが優美で、都心最大級のシネコンや緑豊かな空中庭園を備える。縄張りに出現した瀟洒なビルに、三菱グループ関係者は鋭い眼差しを向ける。

「ミッドタウンの開業によって、丸の内の人の流れが日比谷に向かうようになった。三菱としては、土足で家に入られたような苦々しい気分です。しかも三菱地所が建てた日比谷国際ビルヂングのテナントだった国際会計事務所のアーンスト・アンド・ヤングの日本法人をミッドタウン日比谷に引き抜かれて、忸怩たる思いです」

 三菱地所も負けじと2018年11月、丸の内と日比谷の境目にあたる丸の内三丁目に「二重橋スクエア」をオープンし、グループの中核企業である三菱重工が入居した。あたかも三井の“本丸侵攻”を阻止するかのような立地である。さらに日本橋にほど近い常盤橋の再開発にも着手し、反攻に出ている。

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