「週2～3回はジムに通い、職場にはお弁当を持参。最初は順調で、一時的にクリアできた時期もありましたが、外食の増える年末、完全に元に戻ってしまいました。コントロール出来る範囲では頑張ったつもりですが、3kgって、いけそうでいけない数字ですね……。一度成功したのも、逆に良くなかったというか。『1回成功したから、また少し節制すれば減る』なんて思ったのが、アダとなった気がします。同じことをやっても、体重は同じようには減らないということを知りました」（Bさん）
Bさん同様、ダイエットに失敗したのは、40代の男性会社員・Cさんだ。健康診断の結果が悪化したことから、妻と子供に減量を懇願され、昨年、“今年こそは”とダイエットを決意。アルコールやタバコの制限、ウォーキングなどの生活改善を通しての減量を図った。しかし、体重を落とすどころか、2kg増量した状態で年越しすることになった。
「自宅では食事や晩酌の量を控えたものの、家族の監視下がない状況では節制が続きませんでした。あと、課していたウォーキングなどが一度面倒になると、もうやらなくなりますね。長年の習慣を変えるのは難しいということを痛感。よく考えてみれば、本当に達成したいことがあれば、年始かどうかにかかわらず、実現に向けて動き始めているはずですよね……」（Cさん）
新年の目標の達成は、掲げるだけでは不十分。継続的な努力が出来る胆力が欠かせないようだ。
