100円ショップのディスペンサーを使ったが…
30代の女性会社員・Bさんは、100円ショップや300円ショップなどで売られているディスペンサーを使っている。
「最初は東急ハンズなんかで1000円くらいするディスペンサーを使っていたんですが、お風呂に置いているとどうしても水アカなんかが付いて、気になってしまう。洗ってもなかなか落ちないので、定期的に買い換えるのですが、節約のためにディスペンサーを使っているのに、毎回1000円くらいを支払うのはもったいないと思って、100円ショップなどで安いものを使うようになりました。
でも、安いディスペンサーはやはり作りがあまり良くないことが多くて、ポンプの吸い上げがすぐに悪くなってしまうことも。それで、またディスペンサーを買い換える。ゴミを減らすためにディスペンサーを使っているはずなのに、しょっちゅう買い替えていて、あまり“エコ”ではないかも……。何のためにディスペンサーを使っているのか、分からなくなってきています」（Bさん）
また、ディスペンサーを買い替えたくないがゆえに、シャンプーやボディーソープの種類を変えられないという意見も。30代の男性会社員・Cさんはこう話す。
「ボディーソープなんかはいろいろな種類を試したいんですけど、同じディスペンサーに違う種類のボディーソープを入れて使うのは、抵抗がある。もちろん、ちゃんと洗って入れ替えるんですが、それでも多少は匂いが混ざってしまうような気がします。だから、ボディーソープの種類を変えるときはディスペンサーも変えたい。でも、それだとせっかく買ったディスペンサーがもったいないので、結局同じボディーソープを買ってしまう。ちょっとだけストレスを感じます」
ポンプを直接装着するタイプの詰め替えパックも
最近は、衛生面を考慮して、蓋がついている詰替え用のパックにポンプを直接装着するタイプのディスペンサーも登場している。前出・Aさんは、最近ではこのタイプのディスペンサーを愛用しているという。
「シャンプーに触れるのはポンプ部分だけなので、洗うのも楽ですし、詰め替える際にこぼれることもない。直接装着型のディスペンサーはすごく便利だし、衛生的にも不安は減りました。
ただ、基本的にどんなシャンプーでも使えるということではなく、ちゃんと直接装着型のディスペンサーに対応しているシャンプーしか使えないというのが難点です。すべてのシャンプーやボディーソープが対応してくれるといいのに……」（Aさん）
節約やエコにはつながるものの、面倒な点も少なくないディスペンサー。ストレスを感じないように、上手く使っていきたいものだ。
