家計

遺伝子組換え食品表示の厳格化で「食の安全」が脅かされる

 これほど危ない食品が、なんの表示もなく出回っているとなると、頭を抱えたくなる。食卓を守るために、まずは何をするべきだろうか。安田さんは、「油を見直してほしい」と言う。

「遺伝子組換えの作物を最も使っているのが植物油です。菜種油、コーン油、大豆油はすべて遺伝子組換えだと考えていい。代わりに、ごま油、オリーブ油、米油、紅花油(サフラワー油)、国産の菜種油を選んでください」

 クッキーやケーキなどの菓子類は、危険な植物油から作られるマーガリンやショートニングではなく、バターを使ったものを選びたい。

 ただし、乳製品には要注意。米国では乳牛に遺伝子組換えの合成牛成長ホルモンを注射している場合があり、この牛乳を飲むと、乳がんの発症率が7倍増えるという論文も発表されている。

「極端な話ですが、輸入食品はなるべく避けるべき。私たちにできることは、積極的に国産の農産物を食べることです。少々値は張りますが、輸入食品の安さに飛びついてばかりいると、自分たちの命を縮めることになりかねません」(鈴木さん)

 不要な買い占めに走るのではなく、将来を見据えた買い物を心がけたい。

※女性セブン2020年3月26日・4月2日号

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