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飲食店もスポーツジムも… 休業明けの“サービス低下”に不満な人たち

苦しいのは店だけじゃない?(イメージ)

苦しいのは店だけじゃない?(イメージ)

 新型コロナウイルス流行に伴う休業要請で、サービス業を取り巻く環境は大きく変わった。緊急事態宣言が解除され、営業を再開できるようになったのは良いが、感染予防に務めるべく、マスクの着用、消毒の徹底など、様々な対応に迫られている。

 こうした状況下では、客の側も我慢しなければならないことも多いが、それをどこまで黙認するべきなのだろうか? 相対的にサービスが低下しているにもかかわらず以前と同じ料金を払うことに、モヤモヤを感じている人は少なくないようだ。

 Iさん(40代男性/編集)は、焼き鳥屋での体験をこう振り返る。

「その日は緊急宣言解除後、初の飲み会。行きつけの焼き鳥屋の開店直後に入りましたが、注文すると『それはありません』『すいません、それは今日は無くて……』と、『無い』のオンパレードです。客が少ないので、メニューを絞っているのだとは思いますが、冷奴まで『できない』と言われ、流石に呆れ果てました」(Iさん)

 仕入れの問題もあるだろうが、Iさんは「だったらメニューを書き換えてほしい」とボヤく。居酒屋でハズレの店を引いたのは、Aさん(40代女性/流通)も同様だ。

「座席の間隔を確保するため、一部の座席が使えないようになっていたのですが、椅子をテーブルの上に上げている状態のままで、まったく落ち着きませんでした。しかも、入店時には何も言われなかったのに、突然『22時で閉店です』と言われ、のれんもしまい始めてしまって……。早く店を閉めたいのが見え見えでした」(Aさん)

 Tさん(50代男性/システム)は、打ち合わせ中に窮地に陥った。

「喫茶店で、クライアントと打ち合わせをしていた時のことです。打ち合わせが長引いて尿意を催したのでトイレに行くと、『感染防止のため』との張り紙が貼られており、トイレが使えません。店員に聞くと、『本部からそのような指示が出ていて……。下のパチンコ屋のトイレを使って下さい』とのこと。わざわざ外に出なくてはならず、クライアントを待たせてしまいました」(Tさん)

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