中川淳一郎のビールと仕事がある幸せ

「ポテサラ論争」に刺激され実際に作ってみた 手間がかかり過ぎるぞ!

「あのよぉ、この男、手をかけるのが愛情の表れだのなんだの思ってるのかもしれないけど、そんなことないですよ。だいたいねぇ、ポテトサラダを買うことを否定するんだったらお前は畑を耕してジャガイモを植えてキュウリも植えて、豚を飼育してその豚を処理してハムを作ってからこのお母さんに文句言えっつーの!」

 もっと時間があったら「器を作るために土を買ってろくろを買って竈も買え! マヨネーズを作るために稲作をして酢を作り、養鶏でもしとけ! てめぇが着ているその服も自分で機織り機で織れ! しかもその機織り機も自分で作れ!」とでも言いたかったほどです。

 というわけなので、実際に私もポテトサラダを作ってみました。やってみたのですが結論は「もうこんなもん一生作らねー! 手間かかり過ぎるよ! 惣菜コーナーで買うか、居酒屋で頼む!」というものです。

 まず、食材の調達からして大変です。基本的な食材は「ジャガイモ」「ニンジン」「キュウリ」「タマネギ」「ハム」で、調味料は「マヨネーズ」「塩」「胡椒」といったところでしょう。

 これだけだとシンプルで作りやすいと思えるかもしれません。でも、全部が揃っていることなんて滅多にないんです。私は先日カレーを作ったため、ジャガイモとタマネギはある(ただし、ニンジンは使い切っていた……)し、調味料もすでにあるので、「あとはキュウリとハムとニンジンを買うだけだな」と決めて家を出ました。

 ところが道中、ハムよりもカリカリに焼いたベーコンの方がウマいのでは、と思ったので、そこは方針転換。ベーコンを買って帰りました。しかし、スーパーでは、これから使う予定が特にないキュウリとニンジンを1本だけ買うことはできません。キュウリは3本(248円)、ニンジンは4本(298円)で買いました。この段階で「おいそれと作れるものではないよな。別に“ポテトサラダキット”なる適量のものが売られているわけではないし」ということに気付きました。

 あとは茹で卵を入れた方が自分好みなので、茹で卵も作ることにしました。ジャガイモについては「男爵」の方がほっくりしていてポテトサラダ向けということは知っていますが、我が家には「メイクイーン」しかないので、そちらを利用することにしました。

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