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黒柳徹子が遺言作成に意欲 注目される「10億円遺産」の行方

 つまり遺言書に「100%、相続人以外の人に遺産を遺贈させる」と書かれていれば、きょうだいは1円も相続できなくなる。ただし、この場合は相続トラブルが発生しやすい。

「遺産を期待していたのに、もらえなかったきょうだいは驚き、揉めるケースはよくあります。相続をスマートに行うためには、相続人の事情も考慮することが重要。生前に伝えておく、了解をもらっておくことが大切です」(曽根さん)

 黒柳も相続トラブルを避けるため、早急に遺言書の作成にあたった方がよさそうだ。

「高齢のきょうだいと年の離れたきょうだい関係、近くで支えてくれる仕事のパートナー、社会活動への貢献など黒柳さんの相続は一般の人からすると驚くほど複雑。コロナをきっかけに遺言書を作成しようというのは遅すぎるくらいでしょう」(曽根さん)

 テレビ黎明期から第一線で活躍するタレントというだけでなく、作家や女優、平和運動家など多くの顔と影響力を持つ黒柳の財産は計り知れない。それゆえ相続にもさまざまな課題があり、本人も苦慮しているのだろう。黒柳の遺言書作成は一筋縄ではいかないかもしれない。

※女性セブン2020年8月20・27日号

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