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加山雄三に学ぶ「終の棲家」の選び方 大スターもケアハウスに住む時代

 昔は、よほどの事情がない限り、住み慣れたわが家で晩年を過ごし息を引き取ることが理想であり、スタンダードだった。しかし最近は、子供が独立したり、定年退職したタイミングなど、ライフスタイルに合わせて住む場所を変えるという考え方が主流になりつつある。

「いまでも、自分の家を終の棲家にしたいという意見は多いですが、仮に全面バリアフリー化したとしても、元の家の構造によっては介護がやりにくいことがあります。『施設』と聞くと窮屈で暗いイメージを抱く人もいますが、高齢者住宅はどんどん進化していて、自由度の高い施設も多い。年齢と段階に合わせて終の棲家を移していくという考え方は、これからの時代の常識になるでしょう」(岡本さん)

 立地や子供との距離感など、終の棲家選びには検討すべきポイントがいくつかあるが、まず考えてほしいのは「これからをどう生きたいか」だと岡本さんは指摘する。

「具体的に毎日何をしたいのか、自分の楽しみはなんなのかを考えてください。そして、考える気力があるうちに準備してほしい。いざというときになって、家族や他人に言われるまま終の棲家を決められると、後悔が残るかもしれません」

※女性セブン2020年9月24日・10月1日号

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