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亡くなる前に銀行口座情報等の家族共有を 賢い「デジタル相続」のやり方

家族みんなでLINEのトークルームをつくっておけば、気付いたときにすぐに共有できる

家族みんなでLINEのトークルームをつくっておけば、気付いたときにすぐに共有できる

 亡くなってから、それまで知らなかった口座やへそくりが出てくると、それも新たに相続財産に加算される。「やっと遺産分割協議が終わったのに、またやり直し……」と、遺族の負担が倍になるのだ。場合によっては「みんなに黙って自分のものにしようとしていたのか」と疑われるケースもある。

「とにかくお金に関しては目に見えるように証拠を残しておくこと。財産だけでなく、入院や介護などにかかるお金を立て替えたら、領収書やメモを必ず残しておくように、家族全員が徹底すべきです」

 最近は、定額動画配信サービスのNetflixなどのサブスク課金をしていることも多い。これも忘れずに情報共有しておくべきだ。

「1つ1000円でも、5つやっていれば月5000円。知らないと、預金が尽きるまで一生引き落とされ続けることになります」

 共有の方法はエンディングノートなどの書面のほか、最近ではより手軽な“デジタル相続”を選ぶ人も増えている。

 たとえば、家族全員のグループLINEをつくっておく。そうすれば、「通帳は3つともお母さんに預けているよ」「そういえば、お父さんってサブスクに入っているの?」などと、気づいたときに情報を共有できて、後から見返すのも簡単だ。「見覚えのない通帳が出てきた」といった不測の事態が起こっても、現物の写真を撮ってすぐに共有できる。

「重要な情報をPDFデータにして、ネット上のクラウドにアップする方法もおすすめです。クラウドとは、パソコンやスマホを介して、いつでも好きなときに情報を見ることができるサービスのこと。パスワードをかけて家族で共有すれば、第三者に見られることもありません」

“浪費家の長女が勝手にお金を引き出していた”などといったことが心配されるなら、家族の中でも特に信頼のおける人だけにクラウドのパスワードを共有しておけばいい。

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