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有名店も続々閉店、コロナだけじゃない「ゲーセン離れ」の本音

ゲームセンターはスマホゲームより割高?

 コロナ禍だけが要因だけでなく、「ゲームセンターはコスパが悪い」として、足を運ばなくなった人もいる。メーカーに勤める20代の男性会社員・Bさんだ。

「かつては夢中になると、平気で1日5000円くらい使ってしまうこともありました。でも、今やっているスマホゲームは基本無料。家庭用ゲーム機やPCゲームも買い切りなので、基本的に購入金額以上の金額はかからない」(Bさん)

 Bさんが特に「無駄だと思った」というのは、クレーンゲームだ。クレーンゲームで何回も失敗して、お目当ての景品が手に入れられないリスクを取りたくなくなったという。

「景品を取るテクニックを磨きたい人や、取る才能がある人ならいいと思います。でも、僕は景品に惹かれることはあっても、別にクレーンゲームがうまくなりたいわけではなかったというか……。

 何度も失敗するくらいなら、メルカリで買った方が安い場合もあるくらい。もちろん、クレーンゲームは取れるまでを楽しむゲームだと理解していますが、僕はそういうギャンブルのようなものに向かないんだな、と気づきました」(Bさん)

 一方、建設業界で働く40代男性会社員・Cさんは違う見方をする。ここ数年ゲームセンターに行っていないが、以前は格闘ゲームをはじめ、クレーンゲームやクイズゲーム、音楽ゲームをプレイしてきた。こちらは自身の経験から「必ずしもコスパが悪いとは思わない」と反論する。

「ゲーセンは3000円もあれば、一日中いられる。複数人で行けば、友人のプレイを見るという楽しみ方もあります。だけど、スマホゲームは10回ガチャを回しても30秒で終わってしまう。スキップすれば1秒です。

 例えばクレーンゲームは、ゲーセンなら“取りやすい”ことを謳う優しい店もあります。でも、オンラインのクレーンゲームだと“ハイエナ”がいて、取れそうな位置で断念したら、すぐに待機していた人に横取りされることも……。取られるのが嫌で、ムキになって課金してしまったことがあります。オンラインの方が、かかった時間とかけたお金のバランスを見ると、すごくコスパが悪い気がします」

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