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スプーン有料化検討に困惑の声続々 「庶民いじめ」「次はプラ容器が標的?」

スプーン有料化検討に不満の声が相次ぐ

スプーン有料化検討に不満の声が相次ぐ

 政府は3月9日、プラスチックの削減やリサイクルを促進させる「プラスチック資源循環促進法案」を閣議決定した。法案が成立すれば、コンビニや飲食店などにプラスチック製の使い捨てフォークやスプーンの使用削減を義務付け、有料化や代替素材に交換といった取り組みを求める見込みだ。

 2020年7月からのレジ袋の有料化だけでなく、飲食店がストローを紙素材に変更するなど、プラスチックの削減の動きは進んでいるが、そこに消費者の不満の声も少なくない。そうした中、使い捨てのフォークやスプーンにも対象が及ぶことで、困惑と嘆きが広がっているようだ。

 メーカーで働く40代の男性会社員・Aさんは、コンビニでランチを購入して車内で食べることが多く、新法案の存在を知りウンザリしているという。

「レジ袋もそうですけど、ふらっと立ち寄って買うことを想定していないですよね。特に車内で食べる人にはたまったものではありません。スープやカレー、パスタなどを買ったら、どうすればいいのか。わざわざレジ袋とフォークやスプーンのために追加料金を払わないといけないのか。単純な値上げで、まるで“庶民いじめ”です」(Aさん)

 くわえて店員とのやりとりがより面倒になると、今から憂鬱になるというAさん。「レジ袋の有無を尋ねられるだけでも面倒なのに、スプーンやフォークも加わるとなればますます鬱陶しい。いっそ商品として並べてほしい」と声を大にする。

 アパレル業界で働く20代の女性会社員・Bさんは、「マイフォークやマイスプーンはありえない!」と声を荒らげる。

「平時でもマイフォークとマイスプーンは理解できません。おやつとして買っているヨーグルトやゼリーのために持参するのはちょっと……。コロナ禍で今まで以上に衛生面に気をつけなければならない中で、やる意味があるかどうか疑問です。それなら、最初から木製か紙製のフォークとスプーンを商品に付属してほしい」(Bさん)

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