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森永製菓社長「チョコモナカジャンボ」パリパリ食感の秘密教えます

「チョコモナカジャンボ」は鮮度管理を徹底しているという

「チョコモナカジャンボ」は鮮度管理を徹底しているという

 国内売り上げナンバーワンのアイス「チョコモナカジャンボ」をはじめ、「ミルクキャラメル」「チョコボール」「ハイチュウ」……。ロングセラーを生み出す秘訣を森永製菓・太田栄二郎社長(61)に訊いた。

──このシリーズではまず平成元年(1989年)当時について伺っています。

太田:私が森永製菓に入社したのは1982年。最初の4年間は横浜支店に勤務し、平成元年はその後異動した姫路支店で迎えました。

 姫路は私の郷里でしたが、転勤の内示を受けたときは納得できない気持ちでした。横浜では担当した得意先の売上を大きく伸ばして、当時の首都圏のトップから直接お褒めの手紙をもらったりして、それなりの営業成績を挙げていた自負がありましたし、次は、広域、本社ともっと大きなところで勝負したいと意欲にあふれていました。

 しかし姫路での4年間の幅広い業務経験はその後の会社生活に大きな影響を与えました。横浜支店は当時総勢50人くらいの大所帯でしたが、姫路支店は8人くらいしかいないので、1人で何役も担当しなければなりません。

──姫路ではどんな仕事を?

太田:横浜時代は飲料・ココアやホットケーキミックス等の食品専任でしたが、姫路ではすべての部門を担当。得意先もスーパーからパチンコ店まで色々で、集金や配送の苦労もしました。

 この幅広い経験が後に活きました。翌1990年には東京の本社の営業部へ異動になり、1998年には北海道の支店長に着任しましたが、地方での経験があったからこそ広い視野で物事をみることができました。

 社長になった今も、人事については「いかに様々なキャリアを積んでもらい、バランスの取れた人材を育てていくか」が大事だと考えています。

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