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家事の負担が様変わり 掃除は真っ先に「やらなくていい家事」に

コロナで男女ともに家事の負担増

コロナで男女ともに家事の負担増

最新のロボット掃除機の驚くべき機能

 まっ先にやらなくてもよくなる家事は「掃除」だと語るのは、知的家事プロデューサーの本間朝子さん。

 一昔前まで、主婦は掃除機を片手に部屋の隅から隅まで移動して、それが終われば、雑巾やワイパーで床を磨き上げなければならなかった。

 だが、大ヒットしたアイロボットの「ルンバ」をはじめとするロボット掃除機の普及で、掃除にかかる手間はどんどん少なくなっている。

「最新のロボット掃除機は、吸引力が向上しているのはもちろんのこと、部屋の角のほこりやゴミもかき出して吸い込みます。掃き掃除だけでなく拭き掃除までこなし、清掃後のゴミは、充電器が自動で収集します。AI機能が進化して、花粉の時期やペットの換毛期に合わせた掃除の提案もしてくれます。

 唯一の弱点は、床が散らかっていると動線が確保できず、掃除ができないところ。しかし、いずれそれをカバーする機能や、整理整頓ができる家電が登場することは容易に想像がつきます」(本間さん・以下同)

 風呂やトイレ、台所などの水回りの掃除は「自動洗浄」が当たり前になりつつある。

「TOTOの『おそうじ浴槽』は、入浴後にボタンひとつで浴槽を洗剤で洗浄し、『床ワイパー洗浄』は、床面に除菌水を吹きつけて、皮脂や角質汚れを落として除菌します。一方、パナソニックのトイレ『アラウーノ』は、使用後、水を流すたびに泡と水流で便器を洗浄してくれる。

 また、同じくパナソニックの最新のシステムキッチンには、食器洗い乾燥機だけでなく、まな板に紫外線を照射し、わずか2分で除菌する機能や、ファンの掃除が10年間不要なレンジフードもあります」

 より身近なところでいえば、SCジョンソン社の「スクラビングバブル」のシリーズなど、水回りにスプレーして数分おき、水で洗い流すだけで汚れが落ちる洗剤は、どこでも手に入る。もはや、腰をかがめて、ゴシゴシ擦って掃除する必要はないのだ。

 新しい家やリフォームした家であれば、自動洗浄機能を取り込むことで、掃除の手間はとことん省ける。

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