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孤独死は本当に不幸か?「誰かに頼らず死んでいく」を考える時代に

2021年5月18日 7:00

親と同居する世帯は年々減少している
親と同居する世帯は年々減少している

 年齢を重ねたら子供に面倒を見てもらえるだろう、定年退職しても自宅では妻と一緒だから安心だろう、町内会や通院先で新たな友人ができたから寂しくないだろう──長い人生を生き抜くうえで、「共に過ごす人」が大切だと考えている人は少なくない。

 しかし、本当にそうだろうか。定年後世代への取材を重ねると、むしろ「人との縁」が不幸の元凶となっているケースが目立つ。それはつまり、トラブルの種となる人間関係をいかに上手く“整理”していくかが重要になるということだ。

孤独な死は不幸じゃない

 育ててもらった恩に報いるため、子が年老いた親の世話をするという“美談”は、過去のものとなりつつある。

「子にとって、親の存在はもはや『リスク』になっています」。そう説明するのは、『もう親を捨てるしかない』(幻冬舎新書)などの著書がある宗教学者・島田裕巳氏だ。

「家族のなかに高齢者を抱える状況は昔からありました。しかし、日本人は昔と比べて遥かに“長生き”になった。戦後すぐの時代は平均寿命が男女ともに50代前半だったのが、いまは男性が80歳超、女性は85歳を超えています。医療や介護にかかる費用や時間など、家族が抱え込む負担は非常に大きくなる。年老いた親は家族にとっての不安要素になってしまった」

 家族や友人に囲まれて、穏やかに息を引き取る――多くの人はそれを幸せな最期と考えているかもしれないが、その“理想”を捨て去ることが大切だと、島田氏は説く。

「単身の高齢者がひとりで亡くなる孤独死、無縁死が注目されていますが、果たしてこれは不幸な死に方でしょうか? そもそも、ほとんどの人が死ぬ時はひとりです。病院で亡くなるにしても、夜中に容態が悪化すれば、看護師にも気づかれないことがある。

 死んだ後は、意識がなくなるのですから、ひとりで寂しいと感じることもありません。核家族が増え、単身世帯が増えています。家族の構成員が減る以上、自分の晩年に誰かを頼らずに死んでいくことを考えなくてはなりません」

※週刊ポスト2021年5月28日号

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