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60周年のハーゲンダッツ秘話 「クリスピーサンド」はタコスをヒントに誕生

【「クリスピーサンド」はメキシコ料理にヒント】

ザ・キャラメル(クリスピーサンド)

ザ・キャラメル(クリスピーサンド)

 片手で食べられるうえ、クッキーに挟まれたアイスクリームや棒アイスといった既存の商品と違う驚きのあるものは作れないかと試行錯誤中に巡り合ったのが、メキシコ料理のタコス。ウエハースの薄いパリパリ感はタコスをモデルに開発されたのだ。

【発売2日で販売休止になった“華もちシリーズ”】

昨年発売の華もち「栗あん」(現在は販売終了)

昨年発売の華もち「栗あん」(現在は販売終了)

 国内のハーゲンダッツ史上、最も売れたのが「華もちシリーズ」(期間限定品)だ。2015年に発売された初代フレーバー『きなこ黒みつ』と『みたらし胡桃』は、発売後わずか2日で販売休止になるほど異例のヒットに。「冷凍するとカチカチになる“おもち”を、人工添加物を使わずちょうどいいやわらかさにするため、開発に2年かかりました」。どうやら既存商品にあるような、単なる求肥ではないようだが、成分は極秘なのだとか。

昨年発売の華もち「吟撰きなこ黒みつ」(現在は販売終了)

昨年発売の華もち「吟撰きなこ黒みつ」(現在は販売終了)

斬新なのにファンの期待を裏切らない

 コンビニアイス評論家のアイスマン福留さんに、ハーゲンダッツの魅力を教えてもらった。

「『華もち』シリーズや『ドルチェ』シリーズなど、はやりもの好きな日本人の嗜好の半歩先を行く挑戦的な商品を発表しているのに、期待を裏切らないのが魅力ですね。

 なかでも私が衝撃を受けたのは『グリーンティー』。ミルクのコクと甘さの中に広がる抹茶の苦み……。25年前の発売時に食べたときは驚きました。“アイスクリーム界を変えた”という意味で『華もち』シリーズも注目。『もち×アイスクリーム』という異素材を組み合わせた“ハイブリッドアイスブーム”の先駆けに。

 おいしいだけでなくサクサク食感も楽しめる「クリスピーサンド」も欠かせません。キャラメルをアイスクリームとコーティングに“ダブル使い”した贅沢な一品です。ぜひお試しを」

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