住まい・不動産

オンライン内見の落とし穴 “ハズレ物件”を引いてしまった人たちの後悔

「オンライン内見」では気づかないことも意外と多い

「オンライン内見」では気づかないことも意外と多い

 部屋探しの要となる物件の内見。間取りだけで判断するのでなく、現地に行って資料だけではわからない部分を確認したり、自分が住むイメージを掴んだりするうえで欠かせない行程の1つだろう。そうした内見もコロナ禍の今や「オンライン」が増えている。家にいながらにして、物件の様子を見ることができるようになったことで、効率的に内見できるようなったが、その一方で思わぬ“落とし穴”も潜んでいるようだ。オンライン内見を利用して、結果的に“ハズレ物件”を引いてしまった人の失敗談から、その注意点を探ってみよう。

 IT企業に勤める30代男性・Aさんは今春、引っ越した翌日から違和感を覚え、1週間後には失敗したことを確信。「こんなはずではなかった」と後悔の念を口にする。

「大通り沿いの物件を借りたら、車の騒音が想像以上にひどい。昼夜問わず大型車や救急車、消防車が通るので、家で音楽プレイヤーやテレビをつけても、音が聞こえにくくて困っています。日中も耳栓しながら在宅勤務、夜も耳栓して寝ています。本当に最悪です」

 Aさんは、オンライン内見での物件を探すのは初めてだったが、以前に「内見なし」で申し込んで、たまたま良い物件に巡り会えた経験があったことから、「今回も大丈夫だろう」と高をくくっていた。だが、それが仇となったようだ。

「以前、『人気物件だから』と不動産屋に言われて、部屋の写真と口コミサイト、Googleストリートビューだけで判断し、契約したことがありました。そこは自分としては“当たり”で、5年住みました。そんな経験があったので、今回も内見がオンラインだったとしても大丈夫だろうと。大通り沿いという情報は把握していましたが、不動産屋の『そこまで音は気にならない』という言葉を信じ、自分で交通量や騒音を体感しなかったことが敗因だと思います。音の捉え方は人それぞれなので、オンライン内見してもその後で一度は現地を訪れるべきだと痛感しました。次の引っ越しに活かします」(Aさん)

 メーカーに勤める20代女性・Bさんも、オンライン内見で失敗した1人だ。築年数は古いが、都内の高級住宅地に位置する物件への引っ越しを決めた。だが、入居後に想定外の事態に見舞われた。最も後悔しているのは「におい」の確認だという。

「オンライン内見は、当然ながら視覚情報だけしか得られません。物件の間取りの確認だけで、悪臭の有無を念頭に入れていませんでした。入居後、3点ユニットバスの排水口やトイレにサランラップが張ってあり、それを外すと悪臭がすごい。何度流しても、においがすぐに復活して嫌気がさしています」(Bさん)

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