住まい・不動産

憧れの「マンション高層階」、住んでから気づいた理想と現実のギャップ

「最上階角部屋」好条件の物件と思いきや…

 在宅勤務を機にマンション高層階に引っ越した人は少なくないようだ。メーカーに勤務する20代女性・Bさんは、築20年を超える11階建てマンション最上階の角部屋に引っ越した。南東向きの日当たりのよい部屋だ。

「それまで5階建ての3階に住んでいましたが、在宅勤務でずっと家にいると上下左右の部屋の音が気になり出しました。しかもストレスが溜まっている人がいたみたいで、どこからか、『○○のバカヤロー!! ふざけるなよ!!』と叫び声が聞こえることがあり、怖くなりました。上の階から男性ものの下着が頻繁に落ちてくるのも地味に不快でした」(Bさん)

 最上階角部屋という好条件の部屋に移り住むことができたBさんだが、引っ越し直後から“洗礼”を受けることになった。水道業者を呼んだ時のことだった。

「温水洗浄便座の設置が一人でできなくて、困ったので業者さんを呼ぶことにしました。そのタイミングが悪くて、1台しかないエレベーターが点検中の時間だったんです。業者さんから道に迷ったという連絡を受けて階段を下り、一緒に上りました……。夏場だったので熱中症になりそうなくらいつらくて、地獄そのもの。業者さんにさすがに申し訳なくてスポーツドリンクとお弁当を買って渡しました」(Bさん)

 その一件に落ち込む暇なく、以前住んでいた物件よりもエアコンの効きが悪いことに気が付いたという。

「夏場は早朝から暑い。また、日が落ちても屋根に熱がこもっているのか、ぜんぜん涼しくならない。そのため、夏はずっと冷房をつけっぱなしです。しかもエアコンの年式が2000年代の古さという二重苦で、なかなか冷えないため、電気代がかさみました。逆に冬場は芯から冷えてしまい、暖房をつけているのにパソコンを打つ手がかじかむ始末……。物件自体は気に入っているので、同じ物件の低層階の角部屋が空いたら引っ越すかもしれません」(Bさん)

「高層階は虫が出ない」と聞いていたのに…

 メーカーに勤務する20代男性・Cさんは、「虫のトラブル」が嫌で高層階に引っ越したが、予想外のケースに遭遇したという。もともと1階に飲食店が入っているマンションの3階に住んでいたが、ゴキブリやハエに遭遇することが多く困っていたので、思い切って飲食店がないマンションの高層階に引っ越した。

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