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海外展開も拡大、スシローCEOが語る「回転寿司界のマクドナルド」への道

2022年1月23日 11:00 週刊ポスト

和食はまだまだ世界で伸ばせる余地があるという(広州に開業したスシローの中国1号店)
和食はまだまだ世界で伸ばせる余地があるという(広州に開業したスシローの中国1号店)

 コロナ禍で外食産業が大打撃を受けるなか、国内外で躍進を続けるのが回転寿司チェーンのスシローだ。独走状態を生んだ経営理念から世界進出の展望まで、スシローを中心とした複数の外食事業会社を傘下に持つ、FOOD & LIFE COMPANIES(以下F&LC)の水留浩一(みずとめ・こういち)CEOが明かした。(全3回の第3回。第1回第2回を読む)

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 水留氏の経歴を追うと、横須賀高校(神奈川県)から東大理学部天文学科に進学し、もともとは天文学者になることを夢見ていたという。しかし大学の助手になる平均年齢が40代半ばと聞き及び、そこまで待てないと学者の道を断念。

 卒業後は「自分が学んできた自然科学とは180度違う世界に行きたい」との思いで電通に就職。その後様々な職歴を経て、2010年にJALの副社長に着任。そこではJALの会長に招聘された稲盛和夫氏(京セラ創業者)の下で組織の生態系を学んだという。

「稲盛さんは役職を問わず叱り飛ばしていましたが、その過程で部下から信任の厚い上司と薄い上司が炙り出されてくるわけです。信頼感のある上司が叱責されると部下は自分たちの責任を痛感して結果を出そうと努力しますが、信頼なき上司が叱られても部下は動かない。

 要は、誰がリーダーとして相応しいかが可視化されてくると組織は活性化し、結果もついてくるのだと。そういう組織の回し方はとても勉強になりましたし、今の経営に活きています」(水留氏、以下同)

 その後、2015年にF&LCの前身である、スシローグローバルホールディングス社長に就任。これまでの経歴から一転、畑違いの外食業界への転身だったが、水留氏に迷いはなかった。

「海外で戦える日本企業を作りたい」との思いが強くなっていくなかで、和食はまだまだ世界で伸ばせる余地があると考えたからだ。

「日本人はあまり気づいていませんが、日本の外食チェーンほど、手ごろな価格とクオリティを両立できている産業は世界で珍しい。回転寿司は、“和”の食文化とこの洗練された外食チェーンシステムの融合として、最も海外で勝負できる業種だと判断しました。マクドナルドのように、どこの国、どの都市に行ってもスシローの看板がある世界を実現できたら面白いし、情熱とやり甲斐を持てると感じたのです」

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