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【ドル円週間見通し】底堅い値動きか、当面1ドル=120円台を維持する可能性も

・3月28日-4月1日週に発表される主要経済指標の見通しについては、以下の通り。

○(米)3月CB消費者信頼感指数 29日(火)午後11時発表予定
・予想は、107.8
 参考となる2月実績は110.5と、1月実績を下回った。短期的な成長予想がさらに弱まり、住、自動車などの購入を手控える消費者が増えていることが確認された。インフレ進行の影響もあったようだ。3月については経済情勢の改善は遅れていることから、2月実績を下回る可能性が高いと予想される。

○(米)2月PCEコア価格指数 31日(木)午後9時30分発表予定
・予想は、前年比+5.5%
 供給制約の影響は消えていないこと、インフレの進行を抑制する材料は少ないことから、2月の上昇率は1月をやや上回る可能性が高い。5%超のインフレ率がしばらく続くとみられており、5月に0.5ポイントの追加利上げが実施される可能性は一層高まりそうだ。

○(日)日銀短観1-3月期調査 4月1日(金)午前8時50分発表予定
・予想は、大企業製造業DIは+12
 参考となる10-12月実績は+18。今年1-3月期は新型コロナウイルス変異株(オミクロン株)の感染が急拡大したことから多くの業種で経済活動は抑制された。3月以降はウクライナに軍事侵攻したロシアに対する各国の経済制裁の影響が懸念されており、製造業の業況判断は悪化しつつある。

○(米)3月雇用統計 4月1日(金)午後9時30分発表予定
・予想は、非農業部門雇用者数は前月比+45万人、失業率は3.7%
 2月の非農業部門雇用者数は市場予想を大幅に上回った。対面型サービス業の企業活動は拡大しており、レジャー・接客、外食部門における雇用増が目立った。3月についてもこの状況は特に変わらない見込み。失業率については2月実績と同水準か下回る可能性がある。

○その他の主な経済指標の発表予定
・3月29日(火):(日)2月失業率
・3月30日(水):(独)3月CPI、(米)3月ADP雇用統計
・3月31日(木):(日)2月鉱工業生産、(欧)2月ユーロ圏失業率
・4月1日(金):(米)3月ISM製造業景況指数

【予想レンジ】
・120円50銭-123円00銭

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