マネー

神田川俊郎さん、一周忌でも4億円不動産相続されず 複雑な家族関係も

大阪の一等地に建つ「神田川本店」。「土地だけで4億円は下らない。建物も含めた実際の売買となるとその倍以上になる」という

大阪の一等地に建つ「神田川本店」。「土地だけで4億円は下らない。建物も含めた実際の売買となるとその倍以上になる」という

「有名になると店に出なくなる人も多いようですが、神田川さんはそんなことはまったくありません。毎朝、誰よりも早く店に来て、弟子たちに細かいことまで厳しく指導していた。テレビの仕事などで東京に行っても、大阪に帰ると必ずすべての店を回っていた。とにかく店を愛し、大事にしていた人です。

 一方の私生活は派手そのもの。実は3度の結婚と離婚を繰り返しているんです。最初の結婚で長女を、2度目の結婚で次女と長男をもうけていますが、3度目は1年足らずの結婚生活。しかも離婚の際には、金銭を要求され裁判沙汰にまで発展したと聞いています」(神田川さんの知人)

 軽妙なトークと細やかな気遣いで、女性にとにかくモテた神田川さん。女性関係がたびたび話に上がっていたことは事実で、神田川さん自身、テレビ番組で「女性に騙された経験は何回もあります」「お金貸したらもう会いにもこない」と告白したこともあった。その分、家庭や子供に費やす時間は少なかったという。

「子供たちは神田川さんとの間に距離を感じていたのでしょう。2010年に2番目の妻と離婚していますが、それ以前も長く別居状態だったと聞きます。両親の間にすきま風が吹き始めてからというもの、次女と長男もだんだんと神田川さんとの距離が開いていった。神田川さんが仕事人だったこともあって、父親との関係は希薄でした」(前出・神田川さんの知人)

 しかし、神田川さんの死後、店の経営にかかわったのは、その次女と長男だったという。

「2人とも本格的な料理の世界の経験はほとんどゼロ。それなのに、若女将を次女が、経理を長男が担当することになったんです。お店には神田川さんから手ほどきを受けた愛弟子がいますから、突如として子供たちが経営に乗り出してきたことに対して、周囲からは疑問の声も上がっていました。また、長女だけが排除されていることも気になりますし……億単位の不動産の相続が済んでいない背景には、複雑な家族関係がかかわっているのでは、ともっぱらです」(前出・大阪の飲食店関係者)

後編につづく

※女性セブン2022年4月21日号

関連キーワード

注目TOPIC

当サイトに記載されている内容はあくまでも投資の参考にしていただくためのものであり、実際の投資にあたっては読者ご自身の判断と責任において行って下さいますよう、お願い致します。 当サイトの掲載情報は細心の注意を払っておりますが、記載される全ての情報の正確性を保証するものではありません。万が一、トラブル等の損失が被っても損害等の保証は一切行っておりませんので、予めご了承下さい。